STUDIOでLPを作りたいけれど、どこから始めればよいのか、テンプレートを使うべきか、自由にデザインできるぶん何を優先すべきかで迷う方は多いはずです。STUDIOは表現の自由度が高いツールですが、きれいなページを作ることと、申し込みにつながるLPを作ることは同じではありません。
先に結論を言うと、STUDIOでLPを作るときは「訴求軸を決める、構成を作る、ワイヤーフレームを置く、デザインを整える、フォーム・SEO・計測・スマホ表示を確認して公開する」という順番で進めます。デザインエディタを開く前に、誰に何を提案するページなのかを固めることが重要です。
この記事では、STUDIOでLPを作る基本手順、向いているケース、デザインで失敗しない考え方、公開前チェック、FAQまでをまとめます。
STUDIOでLPを作る特徴
STUDIOは、コードを書かずにWebサイトを制作・公開できるノーコードWeb制作プラットフォームです。公式サイトでも、デザインエディタ、CMS、フォーム、SEO、サイト運用などの機能が案内されています。
LP制作で見ると、STUDIOの魅力は、デザインの自由度と公開後の修正しやすさです。余白、文字サイズ、画像、セクションの配置を細かく調整しやすく、ブランドの世界観を反映したLPを作りたい場合に向いています。
- ノーコードでデザイン性の高いLPを作りやすい
- PC・タブレット・スマートフォンの見え方を意識して制作できる
- フォームやSEO設定など、公開に必要な要素をまとめて扱いやすい
- LP公開後に見出しやCTAを自社で修正しやすい
- ブランドサイトやサービスサイトとLPの世界観を揃えやすい
一方で、自由度が高いツールほど、デザインに時間を使いすぎる危険もあります。STUDIOで作る場合も、最初に決めるべきなのは色や動きではなく、ターゲット、オファー、CTA、購入前の不安への回答です。
STUDIOでLP制作が向いているケース
STUDIOは、見た目の印象やブランド体験を大事にしたいLPと相性がよいです。特に、SaaS、採用、講座、イベント、店舗サービス、BtoBサービスなど、世界観と信頼感を伝えたいページで力を発揮します。
| 向いているケース | 理由 |
|---|---|
| ブランド感を重視するサービスLP | 余白、写真、タイポグラフィを整えやすい |
| 広告やSNSからのキャンペーンLP | 短期間で作り、公開後に改善しやすい |
| 資料請求・問い合わせLP | フォーム導線をページ内に組み込みやすい |
| 採用・イベント告知LP | ビジュアルとストーリーを組み合わせやすい |
| 制作会社に頼らず社内で運用したいLP | 公開後の修正を担当者側で行いやすい |
反対に、複雑な会員機能、独自システム連携、大規模なEC機能が必要なLPでは、STUDIOだけで完結するかを事前に確認する必要があります。最新の機能や制限は公式ヘルプで確認してから設計しましょう。
デザインを始める前に決めること
STUDIOでLPを作るとき、最初にデザインから入ると、きれいだけれど伝わらないページになりやすくなります。画面上で自由に配置できるからこそ、先に文章の骨格を作ります。
ターゲットを一人に絞る
誰に向けたLPなのかを具体化します。初心者向けなのか、比較検討中の人向けなのか、すでに購入意欲が高い人向けなのかで、ファーストビューに置く言葉も、必要な実績も変わります。
オファーを明確にする
オファーは、価格、特典、保証、申込期限、提供内容、申し込み後の流れを含む提案です。LPでは、商品の特徴だけでなく、今行動する理由まで伝える必要があります。
CTAを一つに決める
問い合わせ、無料相談、資料請求、予約、購入など、最も取ってほしい行動を一つに決めます。CTAが複数ある場合でも、ページ全体で主役にする行動は一つに絞ると迷いが減ります。
LP制作の基本ステップは、先に「LPの作り方|初心者向け基本ステップ」でも整理しています。
STUDIOでLPを作る手順
STEP1:構成案を作る
まず、ページに置くセクションを決めます。基本は、ファーストビュー、悩み、解決策、商品・サービス説明、選ばれる理由、実績、お客様の声、料金、FAQ、CTAです。STUDIO上で作りながら迷うのではなく、先に1枚の構成案を作ります。
STEP2:ワイヤーフレームを置く
いきなり色や写真を入れず、白黒に近い状態で見出し、本文、画像枠、ボタンの位置を置きます。この段階では、見た目の完成度より、訪問者が上から下へ読んだときに自然に納得できるかを確認します。
STEP3:ファーストビューから作る
ファーストビューでは、誰向けの何の提案なのかを一目で伝えます。キャッチコピー、補足文、CTA、メインビジュアルを置きます。美しい言葉より、訪問者が「自分のことだ」と判断できる具体性を優先します。
STEP4:本文セクションとCTAを整える
本文では、悩み、解決策、特徴、実績、料金、FAQの順に、購入判断に必要な情報を並べます。CTAはページ上部、中盤、下部に置きますが、文言は同じ方向に揃えます。たとえば「無料相談を予約する」「資料をダウンロードする」のように、行動後に何が起きるかを明確にします。
STEP5:スマートフォン表示を調整する
LPはスマートフォンで読まれることが多いため、PCで完成してからではなく、途中で何度もスマートフォン表示を確認します。文字が小さすぎないか、画像が大きすぎないか、CTAまでスクロールしやすいかを確認します。
STEP6:フォーム・SEO・計測を確認して公開する
最後に、フォーム、送信後の案内、ページタイトル、メタディスクリプション、OG画像、公開URL、計測タグ、広告のコンバージョン確認を行います。公開後に改善する前提で、最低限の計測ができる状態にしておきます。
STUDIOのデザインで失敗しないポイント
STUDIOはデザインの自由度が高いので、作り込もうと思えば細部まで調整できます。ただしLPでは、見た目の個性より、読みやすさと行動しやすさが優先です。
| 確認項目 | 判断基準 |
|---|---|
| 余白 | セクションごとの区切りがわかり、詰まりすぎていない |
| 文字サイズ | スマートフォンでも見出しと本文が読みやすい |
| 色 | CTAボタンが背景や装飾に埋もれていない |
| 写真 | 雰囲気だけでなく商品や利用イメージが伝わる |
| アニメーション | 目を引くためではなく理解を助ける範囲に留める |
| CTA | ページ内で一貫した行動に誘導できている |
特に注意したいのは、ファーストビューを抽象的にしすぎることです。きれいな写真と短いコピーだけでは、訪問者が何のページか判断できない場合があります。LPでは、ブランド感と具体性の両方が必要です。
LP公開前に確認したいSTUDIO関連設定
STUDIOでLPを公開する前には、見た目だけでなく、申し込み導線と検索・SNS・広告で使う設定も確認します。細かな項目名や利用条件は変わる可能性があるため、実際の管理画面と公式ヘルプで確認してください。
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| フォーム | 送信できるか、通知先が正しいか、完了後の案内が自然か |
| SEO設定 | ページタイトルと説明文が検索結果で伝わる内容か |
| OG画像 | SNSで共有されたときに意図した画像が出るか |
| 公開URL | 広告やSNSで使うURL表記が統一されているか |
| 計測タグ | アクセス解析や広告CVの確認ができるか |
| レスポンシブ | PC・タブレット・スマートフォンで崩れていないか |
公開後に広告を回す場合は、フォーム送信やボタンクリックの計測まで確認します。LPを公開しただけでは改善できません。どの流入から、どのCTAが、どれだけ反応したかを見る準備が必要です。
STUDIOでLPを作るときの注意点
STUDIOは便利ですが、すべてのLPに万能というわけではありません。特に、複雑なシステム連携、細かな決済フロー、会員限定ページ、独自のデータ処理が必要な場合は、STUDIOだけで完結できるかを早めに確認します。
- デザイン調整に時間を使いすぎない
- アニメーションや装飾を入れすぎない
- フォームや外部ツール連携の可否を先に確認する
- スマートフォン表示を最後まで後回しにしない
- 公開後に誰が修正するのかを決めておく
LPは完成品ではなく、公開後に反応を見ながら改善する販売導線です。デザインを完璧にしてから公開するより、訴求とオファーの仮説を形にして、反応を見ながら直すほうが成果に近づきます。
成果を左右するのはデザインより先のコピー設計
STUDIOのように見た目を作り込みやすいツールでは、デザインの完成度が高いほど、コピーの弱さに気づきにくくなることがあります。しかし、訪問者が申し込む理由は、余白や配色だけでは生まれません。
重要なのは、ファーストビューで約束する価値、本文で納得させる根拠、CTA直前で不安を解消するFAQ、そして今行動する理由です。これらが弱いままデザインだけ整えると、見た目はよいのに成果が出ないLPになります。
コピーライティングの型は、今後の記事でPASONA、新PASONA、AISAS、AIDMA、AIDA、QEST、PASTERなどを個別に扱う予定です。STUDIOで作るLPでも、型をそのまま貼るのではなく、自社のターゲットとオファーに合わせて構成へ落とし込むことが大切です。
公開後に見るべき改善ポイント
公開後は、ページ全体を眺めるのではなく、改善ポイントを分けて見ます。最初に見るべきは、流入元とファーストビューの一致、CTAクリック、フォーム到達、フォーム完了です。
- 広告やSNSの訴求とLPの見出しが一致しているか
- ファーストビューで離脱していないか
- CTAボタンが押されているか
- フォーム入力で止まっていないか
- 料金や保証への不安に答えられているか
- スマートフォンでCTAまで読み切れるか
反応が弱いときは、全体を作り直す前に、ファーストビュー、CTA、オファー、FAQの順に小さく改善します。STUDIOは修正しやすいツールなので、公開後の改善サイクルまで含めて使うと価値が出ます。
まとめ
STUDIOを使えば、コードを書かずにデザイン性の高いLPを作れます。ブランド感を出したいサービスLP、資料請求LP、採用・イベントLP、キャンペーンLPなどでは、見た目と運用しやすさの両方を活かせます。
ただし、成果を出すLPに必要なのは、デザインの自由度だけではありません。誰に何を提案するのか、なぜ今申し込むべきなのか、どの不安を解消するのかを先に決める必要があります。STUDIOで作る場合も、コピーとオファーを固めてからデザインに入るようにしましょう。
よくある質問
QSTUDIOだけでLPは作れますか?
Aはい。ノーコードでページを制作・公開でき、フォームやSEO設定なども含めてLP制作に使えます。ただし、必要な機能や外部連携がある場合は、公開前に管理画面と公式ヘルプで確認してください。
QSTUDIOは初心者にも向いていますか?
A向いていますが、自由度が高いぶん最初は迷いやすい面もあります。テンプレートや構成案から始め、まずはファーストビュー、本文、CTA、フォームの基本導線を作るのがおすすめです。
QSTUDIOでLPを作るときテンプレートは使うべきですか?
A初心者はテンプレートを使うと進めやすいです。ただし、デザインをそのまま使うのではなく、自社のターゲット、オファー、CTAに合わせて見出しやセクション順を調整する必要があります。
QSTUDIOで作ったLPは広告に使えますか?
A広告用LPとして使うことは可能です。広告文とファーストビューの訴求が一致していること、スマートフォン表示が読みやすいこと、フォームやコンバージョン計測が確認できることが重要です。
QSTUDIOとペライチはどちらがLP制作に向いていますか?
A早くシンプルに作るならペライチ、ブランド感やデザイン表現を重視するならSTUDIOが向きやすいです。ただし、どちらも成果を左右するのはツールではなく、ターゲット、オファー、コピー、CTAの設計です。
QSTUDIOで成果が出ないLPは何を直すべきですか?
Aまずファーストビュー、オファー、CTA、FAQを見直します。デザインを細かく直す前に、誰向けの提案か、申し込む理由が明確か、購入前の不安に答えられているかを確認しましょう。